西黒尾根から残雪の谷川岳へ（後編）

登り始め　いきなり急坂の悪路が続く　隊長が・・「1時間登るぞ～」
我々は、段々無言になり　聞こえてくるのは、「はぁ～　ひぃ～」だった。
だって、前の日　3時まで飲んでて　よく登ってるのが　不思議なくらいだ！

西黒の登り始めで　約1.5リッターは、水分補給したな～。
日本酒は、喉がからからになる！飲みすぎは、駄目よ！

そんな事考えているうちに、1回目の休憩　もう完全に酒が抜けた！
標高が高くなるにつれて、景色もいい！　何度か　残雪・泥道・雪解け水の小沢
の繰り返しで　ラクダのコブと呼ばれている　ピークが見える。
コブは、2箇所あり　岩場だ。　2個めの岩場には、鎖場が3箇所あった。
4～5mのガレ場をよじ登る。　これが続く事　登って　這いつくばって　下ってと
何度も繰り返しながら　らくだのコルになり　右斜め下から巌鋼新道の道と合流する。
チョイ登って　ガレ場が多くなってきた。ここは、浮石が多い　落石しないように慎重に登る！
登り切った所が　尾根道になった。　山頂の方を見上げると　雲が早い！
天候は、望めないのでここらで昼食となった。

ザックから出てきたのは、ビール♪　前日あれだけ飲んだのに・・「旨い～～～。」
時間は、1時半　昼食もさっさと済ませて　登る事とした。
隊長が・・「ざんげ岩まで行くぞ～」隊員達は、「お～」
登るにつれて、残雪が多くなる　氷河の爪跡と呼ばれる一枚岩に出る。
岩には、無数の傷がある　岩の表面が結構ツルツルなので　危なっかしい所だ！
落下防止の為にピッケルを使っての登りとなる。ここで、スリップしたら　約３００ぐらいは、落ちるだろう・・いや、もっとあるな！緊張しながら残雪の道を歩く　
やがて、ざんげ岩と呼ばれる所を過ぎ　ここから、約10分で山頂に到着した。
山頂は、凄い風　即座に記念写真を撮り　退散。

肩の小屋横を過ぎ　天神尾根方面へ下山した。　下りは、真直ぐに降りているので　結構な急勾配
スリップ禁物　ようやく雪も少なくなり　安心してたが・・まったく歩きにくい！
岩がゴロゴロ　グチャグチャの登山道。横を見ると　真っ白な残雪が残っている！
隊長が「こっち　歩こう～」と言い出し　又雪の上を歩く　その内　「靴スキーしょう！」
隊長先頭で　靴スキー　スケート見たいに、「つっ～と！」これ結構早い下山。

熊沢穴避難小屋　チョイ上から　普通のコースに戻り　避難小屋で休憩。
又、また　残りのビールで乾杯！！
ルートは、もうロープウェ～に決定！ロープウェーで下山した時は・・もうすでに5時だった。

今回の西黒尾根からの谷川岳　約、１３００mの標高差　駐車したところからは、１４００m
中々、ガッンとした登りでしたが・・楽しかった。
天神尾根には、無数のしゃくなげが咲き乱れ　谷川にももうすぐ　春が来るんだな～と思いました。
春通りすぎて、すぐ夏かもね！今年は、雪が多いですよ～。。。