アウトドアライフ!週末自遊人!

アウトドア大好き。。。

おやじ


もうすぐ、7月 一年も早い物ですね。
この、時期になると 思い出す事がある。
それは、わたくしが20歳のこの時期 突然と目の前から おやじが消えた。
もう、18年も経ったんで そろそろ話しでもしてもいいかな?と今 カキコしている。

あの朝、わたくしは 目覚めの悪い朝で 即座に飛び起き 歯も磨かず 自分の現場へ向かった。
朝のおやじとの会話は、「また!寝坊か!」 わたくしは、しらんぷりして「行ってくる。」と短い会話だった。 自宅を出る時 道に運送屋のトラックが 大荷物を積んで 待機していた。

午前9時半ごろ 現場に血相を変えた お手伝いのおじさんが来た。
「社長が・・・大変だ!」と 「何が大変なんだ」と聞くと黙っている。
「材料に・・・」 ???

訳のわかんない事 言う人だな? 「なんなの?」と聞くと・・
「家に帰った方がいい!」としか言わない。ん~何が?あったんだろう~。

「わたくしの家は、工務店を経営していた。従業員は、職人含め 約15人。
わたくしは、その息子だが・・一番小僧 修行の身 なのであった。」

車を飛ばし 自宅付近までさしかかった所で 通行止めになっている。
なんだ~! 胸騒ぎがする。

おまわりさんに、「何が?あったんですか?」と聞くと・・「この先で死亡事故があった。」と答えた
もしかして・・・ おやじ?
検問もお構いなしに 車を走らせた。 「駄目だ~~~」とおまわりさんが追いかけてくる。
事故現場は、自宅の前 そして・・ 身内や、兄弟 親戚まで集まってる。

急ブレーキでとまり すぐさま 事故現場に走り出した!
周りの皆が、わたくしの事を取り押さえた。 「なんで 押さえるんだよ!」
「駄目だ! 行っては駄目だ!」としか 皆は 言わない。
そこに、2番目の姉がやってきて・・「わ~~ん。。」と泣き出した。

「もう~死んじゃったよ~・・・」と姉が泣きながら わたくしにしがみついてきた。
わたくしは、頭が呆然! どうしたらいいのかも?解らない。
事故処理も終わり おやじに会わず仕舞いで その日は終わった。。。(つづく)