階段って、どう作られるか？知ってますか？

一般住宅の階段・・（木造作り）皆さんは、どう作られているか・・？ご存知ですか？

大工が、現寸だして作る時代も終わりました。
今は、プレカット！　段数・周り階段の枚数・高さの寸法を、出せば
１～２週間で、メーカーから　現場に配送してくれます。

この作業は、大工が「コチコチ、カンカン！」する時間がなくなり、
すばやく、階段作りができる事です。

まず、梱包を開いて見ると・・こんな感じです↓

ねっ！加工する時間が省けて、上と下側の加工だけですみます。

まずは、周り段のササラ部分（周りの側板）の加工をして、回り段を取り付けていきます。

　

周り段ができたら、今度は・・直線に登る段を取り付けていきます。

段板を取り付けると、キチンと締め付けるように、クサビを入れます。

クサビ？　クサビとは、先を尖らせたような形で　それを　段板の下に差し込んでいき
打ち込むと段板が、上にあがり　隙間なく入り込みます。

段板を取り付けたら、お次は、蹴込板の取り付けです。
この板は、段板の立て方向に入る板です。

それが終わって、後は　補強作業をすれば完成なのです。

どうですか？　階段って　こう言う風に作られているの、ご存知でしたか？

わたくしが、小僧の頃は・・この階段作りができたら　一人前！
それで、独立が出来て　工務店なり　建築屋を営むことができたんです。
それが・・・今では、プレカットと言う　工場生産によって、簡単に出来てしまう時代と
なってしまいました。

この、階段作りは　涙が出るほど　難しくて　当時は、作るのに１週間は、掛かっていました。
それが・・１日あれば、形になってしまう。

もう、職人の時代は！終わりましたね！　
今の大工は、体力とやる気があれば、出来る時代です。

悲しいですが・・・腕じゃないんですよね！今の時代は！

と、、、こんな感じで　木造住宅の階段は、作られています。。。